涙は愛の代償
こんにちは。
冬がすぐ近くまで迫ってきていますね。
彼の季節までもうすぐです。
今日は、今の私の心にとても響いた言葉があり、それをここにも記しておきたいなと思ったので、その言葉とその言葉から感じた思いをお話したいと思います。
皆さん「赤毛のアン」はご存知ですよね?
あの名作を実写化した作品「アンという名の少女」が、先週までNHKで放送されていました。
私は録画をして欠かさず見ていたのですが、
原作とはまた違って、とても素敵な作品だなと思いました。
アンの中にはたくさんの名言が出てきますが、
今日は実写版「アンという名の少女」を見ていて胸を打たれた言葉を、こちらに記そうと思います。
その言葉は、第7話の「後悔は人生の毒」というお話の中に出てきました。
このお話は「愛する人の死」をテーマに描かれていました。
ジョセフィン:感情というものは厄介ね
時に抑えきれない
でも今は抑えなくていいと思ってる
アン:お気の毒に。
涙は心を乱しますね
ジョセフィン:涙は愛の代償なのよ
だから流していい
アンの親友であるダイアナの叔母、ジョセフィンさんが、親友であり最愛の女性を亡くして悲しみに暮れていた中でのセリフです。
「涙は愛の代償」
この言葉に強く胸を打たれました。
「涙は愛する上で犠牲にしなければならないもの」
「涙が無ければそこに愛はない」
「涙が出るのはその人を愛しているから」
「涙はその人への愛の証」
私は泣くことに対して肯定できずにいたような気がします。
"また泣いてしまった" こう思ってしまって。
周りの人たちも、"泣かないで" と言って励ましてくれることがほとんどですよね。
彼がいなくなってすぐ、私は深い悲しみの中にいて、毎日のように涙を流していました。
"泣いてもどうにもならないのに" と思っても、涙を止めることは出来ませんでした。
周りの人たちも "泣いたら彼が悲しむから泣かないで" と言ってくれました。
でも、泣くのを我慢すること、感情を抑えることって、すごくしんどいことですよね。
我慢すればするほど、抑えれば抑えるほど溢れてきて、もっと辛くなるのを感じて来ました。
そして、彼の言葉を思い出しました。
「愛している」という言葉よりも
もっと切なくて悲しい言葉は「会いたい」という言葉です。
会いたいから眠れないし会いたいから待つんです。
会いたいからずっと涙が出るんでしょう。
(140421「青い夜 ジョンヒョンです」より)
会いたいから涙が出る。
愛しているから涙が出る。
涙に込められた感情のすべてが合わさって、「愛」になるんだと思います。
「会いたい」という感情も、「恋しい」という感情も、「ごめんね」という後悔の感情も、「どうして」という感情も、
言葉では言い表せない感情も、その人に対して感じるすべての感情は、その人への「愛の証」であり、その感情から流れる涙は「愛の代償」なのだと思います。
その涙の一滴一滴に「愛」が込められているということに、今回改めて気づかされました。
だから、悲しくなってしまう時も涙が出てしまう時も、それを抑えないでおこうと思いました。
「好きだから涙が出るんだ」
そう思いながら、涙に込められた「愛」の裏側にある感情のすべてを受け止めて、
大切に出来たらなと思うようになりました。
どんなに悲しく暗い感情もジョンヒョンを想うからこそのもので、それらを含めて愛なのだと。
涙が溢れている時は、愛が溢れているのだと。
涙の数ほど、その人への愛は大きく深いものなのだと思います。
だから、人は泣くものです。
人は、泣くのが当然のことで、
悲しい時に涙が出るのは本当に正直な感情表現ですから、すごく隠そうとしないでください。
人が多くて堪えることはありますが、
一人でいる時は十分に爆発させて、
感情を表現して、自分自身にそのままで
向き合ってこそ、過ぎ去ってくれることも
あると思います。
(150425「青い夜 ジョンヒョンです」より)
“泣くのを我慢するな、泣け” と
話をすることが必要な時があって、
他の人が見えない場所で一人で泣く方が
その人にとってさらに慰めになる時が
あるんだと思います。
状況と時によって異なるものなので、
すごくそんな風に "自分が卑怯みたいだ" と
思われないでくださいね。
自らそんな涙や感情を吐き出すことを
恥ずかしがらないで欲しいです。
(150706「青い夜 ジョンヒョンです」より)
いつも泣くことに対して肯定していた彼のように、私も自分の感情と向き合うことで、彼への愛を確かめながら、今日も明日もその感情と想いのすべてを大切にして行けたらなと思います。
ジョンヒョンへ感じる感情や、その想いから流れる涙をそのまま受け入れることこそが「愛の代償」になるのだと思うから。
とても会いたくて恋しいです。
今日も大好きだよ。